用語集 行政機関

農林水産省のうりんすいさんしょう

農林水産省とは?

農林水産省(Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries/MAFF)とは、1978年(昭和53年)7月5日に農林省を改称して発足した中央省庁です(前身の農林省は1925年設置)。農業・林業・水産業の振興、食料の安定供給、農山漁村の振興、食品産業政策等を所管しています。

外国人材分野では特定技能・育成就労の主要4分野(農業・漁業・飲食料品製造業・外食業)を所管する省庁で、育成就労では林業・木材産業も対象として議論されています。主な外局は林野庁水産庁です。

主な業務・役割

特定技能・育成就労の所管4分野

農林水産省所管の特定技能分野は農業・漁業・飲食料品製造業・外食業の4分野です。育成就労では林業・木材産業も追加対象として議論されており、農業・農産加工分野での外国人材政策の中核を担う省庁です。各分野で分野別協議会を運営しています。

農業特定技能協議会

農水省経営局が運営する協議会で、受入機関は加入が必須です。農業分野の特定技能1号外国人は2025年6月時点で34,935人(2号519人)と急増しています。2028年度までの累計受入見込みは約78,000〜90,000人に拡大されており、農業の人手不足対策として重要な役割を担っています。

食品産業特定技能協議会・漁業特定技能協議会

食品産業特定技能協議会は飲食料品製造業分野・外食業分野を一括で所管し、特定技能所属機関と登録支援機関がそれぞれ加入します。漁業特定技能協議会は水産庁が運営し、漁業・養殖業の受入機関が加入します。両協議会とも分野別の運用ルールを策定・運営しています。

派遣特例(農業・漁業のみ)

特定技能において派遣形態での受入が認められているのは農業・漁業の2分野のみです。派遣元事業者は4要件のいずれかを満たし、出入国在留管理庁と農水省の協議で認可されます。派遣先要件は過去5年以内に6か月以上の労働者雇用経験、または派遣監督者研修修了者の選任です。季節性のある作業に対応するための重要な特例です。

関与する場面・基本情報

項目内容
正式名称農林水産省(Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries)
略称MAFF
設立1978年7月5日(農林省改称)
主な所管農業・林業・水産業・食料・農山漁村・食品産業
主な外局林野庁・水産庁
特定技能所管分野(4分野)農業・漁業・飲食料品製造業・外食業
育成就労追加対象林業・木材産業
農業特定技能1号(2025年6月)34,935人
農業特定技能2号519人
農業受入見込(2028年度まで)約78,000〜90,000人
派遣特例農業・漁業の2分野のみ
2026年3月11日閣議決定特定技能2号在留延長可能化/農業受入見込9万人に拡大

活用のメリット・選び方

農業分野の受入機関の対応

農業分野の受入機関は農業特定技能協議会への加入が必須です。農水省経営局が運営する協議会で、受入見込みは2028年度までに約9万人に拡大されています。派遣形態での受入も可能で、季節性のある作業への対応が柔軟に行えます。

食品産業分野の受入機関の対応

飲食料品製造業・外食業の受入機関は食品産業特定技能協議会への加入が必須です。両分野は最大の受入分野の一つで、人手不足対策として重要な役割を担っています。育成就労施行(2027年4月)に向けた体制整備も重要です。

漁業・養殖業の派遣特例活用

漁業・養殖業の受入機関は漁業特定技能協議会への加入が必須です。派遣形態での受入が認められる数少ない分野で、季節性のある漁業作業に対応できます。水産庁が運営する協議会で漁業特有のルール・支援体制が整備されています。

2026年3月11日改正への対応

2026年3月11日閣議決定で特定技能2号試験の累計5年制限を超えての在留延長が可能となり、農業分野の受入見込み数を約9万人に拡大しました。長期的な人材確保戦略を見直す重要な機会です。受入機関は最新の制度動向を継続確認することが推奨されます。

類似機関との違い

項目農林水産省国土交通省厚生労働省
主な役割農業・林業・水産業・食品産業建設・宿泊・運輸労働行政・社会保障
所管分野(特定技能)4分野+育成就労で林業・木材産業8分野(最多)介護等
主要分野農業・飲食料品製造業建設・宿泊介護
派遣特例農業・漁業のみ不可不可
主な外局林野庁・水産庁観光庁・気象庁等

農林水産省は農業・水産業・食品産業分野の中核省庁で、派遣特例を有する唯一の事業所管省庁です。国土交通省と並んで特定技能・育成就労の主要分野を所管し、それぞれの分野特性に応じた運用を行っています。

よくある質問

Q. 農水省所管の特定技能分野は何分野ですか?

A. 4分野(農業・漁業・飲食料品製造業・外食業)です。育成就労では林業・木材産業も追加対象として議論されています。

各分野で分野別協議会(農業特定技能協議会・食品産業特定技能協議会・漁業特定技能協議会)を運営しています。

Q. 派遣特例とは何ですか?

A. 特定技能において派遣形態での受入が認められる特例で、農業・漁業の2分野のみが対象です。

派遣元事業者は4要件のいずれかを満たし、出入国在留管理庁と農水省の協議で認可されます。季節性のある作業に対応するための重要な制度です。

Q. 2026年3月11日改正の内容は?

A. 特定技能2号試験で2025年6月30日以降発行の試験結果通知書から、累計5年制限を超えての在留延長が可能となりました。農業分野の受入見込み数も約9万人に拡大されました。

長期的な人材確保戦略の見直し機会となります。受入機関は最新動向を継続確認することが推奨されます。

Q. 食品産業特定技能協議会とは?

A. 飲食料品製造業分野・外食業分野を一括で所管する協議会です。特定技能所属機関と登録支援機関がそれぞれ加入します。

飲食料品製造業・外食業は最大の受入分野の一つで、人手不足対策として重要な役割を担っています。育成就労施行(2027年4月)に向けた体制整備も重要です。

参考資料

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