アジアで介護人材を募集 先進国ドイツ 日本と競合

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日本と同様にドイツでも介護人材の不足が深刻な状況の中、介護人材の募集先は、日本と同じくアジアに目を向けているようです。

朝日新聞によると、フィリピン国籍のグレン・バリトルさん(28)は、当初、経済連携協定(EPA)の枠で日本へ行こうとしていたが、募集のタイミングに合わず、ドイツの募集に応募したところ、採用されたのがきっかけでドイツで働くことになったようです。
グレンさんに言語についてインタビューしたところ、「ドイツ語は分からないが、働きながらも言語は覚えられるし、雇用主が勉強費用を負担し、学校に通わせてもらっている」そうです。

また、ドイツの他施設で、フィリピン人数名を受入れている雇用主の方にインタビューをしたところ、「彼らは優秀で勤勉。会社に何人外国人がいるかなんて数えたこともなく、国籍は重要ではない。大事なのはしっかり働いてくれるかどうかだ」と話しています。

4月より始まった「特定技能」ですが、他国でも人材不足の状況で、日本も何かしら他国との差をつけて、想定している人員を確保していく必要があると思います。

(参考記事:朝日新聞 2019年6月9日より)