「外国人材特定技能、運転手など4分野追加へ 駅員も検討」

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「特定技能」に関するニュースの要約

政府は、人手不足が顕著な分野で外国人労働者を受け入れるために、特定技能ビザの対象分野に自動車運送業、鉄道、林業、および木材産業の4分野を追加することを検討しています。既存の12分野に加え、これらの新分野の追加により、特定技能1号の在留資格での受け入れ業務が拡大されます。

 

主要なポイント

特定技能ビザ対象分野の拡大:自動車運送業、鉄道、林業、木材産業の4分野が追加される予定。
業務範囲の具体化:自動車運送業では運転手、鉄道では運転士や車掌、林業では育林、木材産業では木材加工などの業務が対象。
既存分野の拡充:飲食料品製造にスーパーでの総菜調理、産業機械製造に繊維や印刷などの業務追加も検討中。
制度創設以来の初の拡大:2019年の特定技能制度創設以来、初めての対象分野の拡大となる。
法改正は不要:対象分野の拡大には法改正は伴わず、省令などの改正が必要。

 

編集部コメント

特定技能ビザ対象分野の拡大は、2024年問題に直面する日本の産業界にとって、非常にタイムリーな対策と言えます。この問題は、人口減少と労働力不足が同時に進行し、経済全体に影響を及ぼす可能性があるという点で、日本の社会にとって大きな課題です。特に自動車運送業、鉄道、林業、木材産業など、人手不足が顕著な業種では、外国人労働者の受け入れを通じて、労働力の補充と産業の持続可能性を確保することが期待できます。

 

(参考:日本経済新聞オンラインニュース 2024 年月1月26日より)