インドネシア共和国について

おもな送出国の情勢
INDONESIA SITUATION

インドネシアの理解を深めるために

インドネシア基本情報

国土面積は日本の約5倍、13,466の島々から成り、観光地として人気のバリ島もそのひとつ。大半を占めるマレー系のほか330以上の民族が住み、さまざまな風俗習慣、伝統芸能がある国です。国民の87%がイスラム教、その他キリスト教やヒンズー教など信仰している宗教も多様なのが特長です。

地図

インドネシアの経済状況

1997年7月のアジア通貨危機後、インドネシア政府はIMFとの合意に基づいて銀行部門と企業部門を中心に経済構造改革を断行しました。政治社会情勢、金融の安定化、個人消費の拡大を背景に2005年以降の経済成長率は、世界金融・経済危機の影響を受けた2009年を除きいて5%後半~6%台という比較的高い成長率を達成し、2010年には一人当たり名目GDPが3,000ドルを突破しました。ただし、経常収支の赤字化や通貨安もあり、輸出促進による収支改善が課題となっています(外務省ホームページより)。

インドネシアの教育事情

義務教育は日本と同じく小学校6年、中学校3年。公立小学校では、宗教、公民、インドネシア語、数学、自然学、社会学、芸術・文化、運動・健康などを学び、中学校ではこれに英語や図画工作などが加わります。
多様な文化、言語、人種からなるインドネシアでは、「多様性の中の統一」が国の教育方針として掲げられ、唯一神への信仰・人道主義・インドネシアの統一・民主主義・インドネシア全国民への社会正義などの思想が重要視されています。

日本とインドネシアの関係

インドネシアは国益を重視した独立かつ能動的な全方位外交を基本方針とし、ASEANを重視した地域外交、国際的な課題への対応に積極的に取り組んでいます。日本とは1958年に日・インドネシア平和条約に署名し国交が樹立されてから60年を迎えます。お互い「戦略的パートナー」として経済、政治のみならず、社会や文化といった様々な分野で協力を強化していて、日本のインドネシアに対する
無償資金協力は2.68億円(2015年度)、技術協力は59.70億円(2015年度・JICA実施分のみ)で、最大の援助国となっています。

インドネシア人の性格

インドネシアがオランダからの独立に加勢し、その後も国交を続け最大の援助国である日本は、インドネシア人にとって身近な存在です。また、日本のマンガ、アニメ、コスプレが大人気で、そのことも親日感情につながっています。
性格は陽気で明るく、家族をとても大切にしています。結婚しても両親と暮らす人が多く、家族の意見は絶対。ゆえに目上の人に対する忠誠心があるといわれていますが、時間や約束を守らなかったりと少しルーズな面もあるようです。